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UNEPのプロジェクト「Counter MEASURE 2」におけるピリカの活動報告③

 

前回のニュースレター第2弾では、アルバトロス7によるサンプリング実施風景をお届けしました。今回は現地から届いたマイクロプラスチック(MPs)サンプルや分析風景の写真を載せておりますので、ぜひご覧ください。

このニュースレター第3弾では、【現地で採取されたサンプルが無事日本に届き、分析が開始されている】ことについてお届けします!

前回のニュースレター第2弾では、アルバトロス7によるサンプリング実施風景をお届けしました。今回は現地から届いたマイクロプラスチック(MPs)サンプルや分析風景の写真を載せておりますので、ぜひご覧ください。

〈Counter MEASUREプロジェクトとは?〉

アジア(特にメコン川ならびにガンジス川)におけるプラスチック汚染の起源および流出経路の特定を目的として立ち上げられたUNEP主導のプロジェクトです。GISや機械学習、ドローンなどの新進気鋭のテクノロジーを用いることによって、アジア6か国におけるプラスチック流出モデルの構築に取り組んでいます。これらのテクノロジーを用いることで、より効率的で現場に即した研究が可能となり、今後の調査規模拡大が見込めます。このプロジェクトで集められた知見は、プラスチック汚染に関する政策決定/実行に用いられ、ひいてはプラスチックゴミのない河川を実現するための一助となります。

2020年にはCounter MEASURE 1が実施され、ピリカも参画しました。

1.各地のサンプリングスケジュール

各地のローカルパートナーにより、アルバトロス7を用いてマイクロプラスチック(MPs)のサンプリングが実施されました。以下は各地のサンプリングスケジュールです。

2.採取サンプルが日本に到着→分析開始

各地のローカルパートナーから採取サンプルが日本へ送付され、4月末から順次分析を行っています。

〈分析過程〉

  • 前処理―サンプルを機械で分析する前段階として、「酸化試薬による洗浄」を行います。この前処理によって、植物や生物の死骸などの自然物やMPsの表面の不純物を除去することができます。
  • また、サンプルに土砂などが多く含まれている場合には「酸化試薬による洗浄」の前に「溶液による比重分離」を行うことがあります。これは、薬品の入った溶液をサンプルに入れ、サンプルに含まれる物質の密度の差を利用することで、MPs(浮上する)と土砂(沈殿する)を選り分ける過程です。
  • この2工程を経ることで、プラスチック粒子と、そうでない物質(砂・植物・生物の死骸などの自然物)が選り分けられ、分析の前準備が整います。
  • 分析―フーリエ変換赤外分光光度計(FT-IR)、顕微鏡、ノギス(厚みや長さを測定する測定器)等を用い、プラスチック粒子の「成分、色、大きさ、形状」などの情報を取得します。

3.今後について

上記の分析は、7月上旬頃までに分析が完了する見込みです。

また、ニュースレターでは主にマイクロプラスチックの調査についてお届けしてきましたが、よりサイズの大きいマクロプラスチックの調査も順次行っていきます。

4.採取サンプル/分析工程の写真

上記の分析は、7月上旬頃までに分析が完了する見込みです。

また、ニュースレターでは主にマイクロプラスチックの調査についてお届けしてきましたが、よりサイズの大きいマクロプラスチックの調査も順次行っていきます。

   左上:採取サンプルの取り出し

   右上:前処理後マイクロプラスチックのピッキング

   左下:FT-IR測定

   右下:顕微鏡による画像撮影

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