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自治体 清掃活動促進(ピリカ)

「みんなでやる」オーガニックシティきさらづのまち美化のかたち

千葉県木更津市は、現在、人口約13万7,000人。東京湾アクアラインの玄関口として首都圏と直結し、大型商業施設や観光イベントで市内外から多くの人が訪れる都市です。一方で、盤洲干潟をはじめとする豊かな自然環境も有しており、人と自然が調和したオーガニックなまちづくりを推進しています。
人と自然が集まるまちであるからこそ、ポイ捨てや不法投棄の課題は避けて通れません。そんな木更津市で、まち美化業務を担うのが、環境部生活環境課まち美化係の古橋さんです。
今回は、ピリカ自治体版「見える化ページ」を活用した取り組みについてうかがいました。

千葉県木更津市・古橋さん

木更津市マスコットキャラクターきさポン(左)、環境部生活環境課まち美化係 古橋様(右)

1. 清掃活動を活発化すること

ーー導入の背景を教えてください。

木更津市はアクアラインが通ることから人の出入りが多いのですが、その利便性の反面、ポイ捨てや不法投棄も多く、干潟等の豊かな自然を守るため環境対策を重要視しなければなりませんでした。そうした流れの中で、市が防止対策を講じることに加え、地域の清掃活動も活発化していこう、という方針になったことが大きかったと思います。


2. メリットとは何か、から始まった

ーー前任者から引き継がれた時はどんな思いでしたか?

引き継いだ当初は、ピリカの有効性や活用方法があまり把握できていませんでした。それが担当して半年くらい経過した頃から、SNSピリカを利用する市民の皆様や事業者が増え、清掃イベントが活発化してきたことで、徐々にメリットを実感するようになりました。清掃イベントや登録者数が増えてきて、特に羽鳥野地区、金田地区をはじめとした市街地・住宅地付近は変わってきている印象があります。


3. 見える化で、担当者の業務も変わってきた

ーーSNSピリカの効果はどこにありますか?

まず、写真が投稿されるので、様子が分かるのはありがたいです。高速道路沿い、海岸、林道、開発中のエリアなどは不法投棄をされがちなんですけれども、そこをずっと毎週のようにきれいにしてくださる市民の方々がいるんです。市からはお願いしていないのに自主的に活動されている。見に行かなくても今日はこんなにたくさんのごみを拾っていただいたと把握することができています。また、日頃ご協力いただいている皆様には大変感謝しております。

<羽鳥野わんわんごみ拾い隊様 活動の様子、実際のSNS投稿>

SNSピリカへ投稿される常連さんも増えてきました。特定のエリアを継続的に清掃する団体や個人の存在も見えてきています。皆さんの日常的な活動の積み重ねが可視化され、いつも嬉しい気持ちで見える化ページを拝見させていただいております。

また、見える化ページの「ランキング機能」は、単なる順位付けではなく、市民や団体に程よい競争意識が生まれて、モチベーションアップにつながっていると感じています。


見える化ページでは、どこで投稿が多いのか、逆に少ないのはどこか、という観点からごみの分布を確認しており、上司と相談しながら、今年はどこを意識するかを決めています。昨年度より少しでも良くなれば、という気持ちですね。

感覚だけではなくて、どこが多いのかという材料を見ながら話せるのは大きいです。何となくではなくて、「こういう傾向があります」と共有できるようになりました。


また、投稿の操作はシンプルなので、子どもでも使いやすいと感じています。
Kisarazushi-Pirika-Flyer

木更津市ピリカチラシ

4. まずは電話をかけるところから

ーー担当を引き継がれて尽力されたことがあるとか。

はじめは市内の団体、20〜30件に電話をしました。最初は断られることもありました。環境分野に限らず福祉、商工、教育など様々な団体に連絡を取り、何度も話し合いを重ねました。結果、木更津高校とのポイ捨て禁止看板制作や、ちば部や清和大学とのコラボごみ拾いが実現しています。最初は上手くいかない部分もありましたが、何回かやるうちに、ノウハウも蓄積されますし、こちらからの呼びかけがなくても協力していただける方々も増えてきています。


毎年恒例の「木更津港まつり」の翌朝に行われる「木更津港まつり事後清掃」では、SNSピリカでのイベント告知により、令和7年度は213名もの有志の方々にお集まりいただきました。特筆すべきは、参加者の多くが「まちを自分たちで綺麗にしたい」という純粋な想いで集まった自主的な参加であった点です。
今後は企業やスポーツチームなど民間連携へと拡大していきたいと考えています。


また、ピリカ利用者へのインタビューを実施し、市ホームページに掲載しているのも、工夫の一つです。市の説明文だけだとどうしても分かりづらい。実際に利用している人の声をご覧いただく方が、宣伝力や集客力につながると思いました。掲載コメントには「楽しくできている」「連帯感がある」「部活動みたいにやっている」という言葉が並びます。市と共に、みんなで楽しんでやっているという雰囲気があります。

5. 3年後に向けて

ーー担当を引き継がれて尽力されたことがあるとか。

行政の力だけでは限界があり、市民や事業者の皆様の力をお借りしてまちを綺麗にしていきたいと考えております。
木更津市では、まず市街地から美化活動の広がりが生まれ、徐々に周辺地域へ波及している段階です。行政と市民や事業者の皆様が連携して地域清掃活動を活発化していくこと。その土台として、見える化が機能しています。まちを綺麗にする取り組みは、単発ではなく積み重ねだと思っています。小さく始めて、続けながら少しずつみんなで改善していくことが大事だと感じています。
3年後には登録者数を現在の2倍に引き上げつつ、清掃の輪を郊外にも徐々に広げていきたいです。

木更津市の見える化ページはこちら

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自治体名:千葉県木更津市 業種:地方公共団体 ご導入サービス:ピリカ自治体版

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