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企業・団体 清掃活動促進(ピリカ)

離れていても「一緒に」クリーン活動、アメックスの社員が参加しやすいシステムづくり

アメリカン・エキスプレス(アメックス)は、1850年アメリカにて創業され、現在189以上の国や地域でビジネスを展開しています。主力のクレジットカード関連サービスの他にも、旅行業など人々のライフスタイルを支える複数の事業を展開しています。

グローバル社会をリードする主要企業としてCSR活動に注力されているアメックスさんですが、2022年10月には藤沢にて、SNSピリカのイベント機能を活用したビーチクリーン活動を実施されました。

今回は、清掃活動のツールとしてSNSピリカをお使いになった背景や、イベント実施後の反響についてお伺いしました。


左:カード事業部門マーケティング部 マネージャー:余力 悠司様

右:広報部CSRマネージャー:松竹谷尚子様


1. アメックスにとっての「ESG / CSR」と高い社員の意識

アメックスは「日々世界最高の顧客体験を提供する」というビジョンの下、グローバルでコーポレート・サステナビリティの戦略や数値目標を掲げ、ESG/CSR活動に力を入れています。また、お客様には「Backing」(バッキング、応援する・支援する)という約束の下に、お客様の挑戦を力強く支えること、そして商品やサービスを通して、人々の生活や地域社会にポジティブな影響を及ぼすことを目指しています。事業を通じた貢献としては、スモール・ショップ経営者のより多様なお客様や従業員の受け入れを支えるプロジェクトなど、幅広くCSR活動に取り組んでいます。


アメックスの社員は環境や社会問題に関心の高い社員が多いのですが、高い意識を保ち続けられている理由として、「社員が活動しやすい環境づくりに力を入れていること」「社員個人の活動を歓迎する企業文化があること」が挙げられると思います。

アメックスでは、会社満足度アンケートや上長との1on1(個別面談)など、社員と会社の双方向のコミュニケーションが充実しているので、会社、社員の双方向で目指す未来を共有しやすいです。本業での成果など数字面での達成だけでなく、社員のリーダーシップも評価対象としているため、各社員が自主的に様々なことにチャレンジし、取り組むモチベーションになっていると思います。

2. 活動への意欲と理解を通した体験

2022年10月には「TEAMEX」(※)の活動として、藤沢の片瀬東浜にてSNSピリカを活用したビーチクリーニングイベントを実施しました。当日は社員やその家族など約50人が参加し、イベント後の1週間を「Amex Cleanup Week」として、たくさん拾った人にはランキング形式で表彰を実施しました。江の島でのイベントに参加できなかった全国各地の社員も、どこでも好きな時に好きな場所でSNSピリカを利用してクリーニング活動に参加できました。

イベントに先駆けて、ピリカ代表の小嶌さんに、「ごみ拾いSNSピリカ」を開発した際の思いや、環境への貢献の見える化の意義について講演をお願いしました。アンケートによると、これをきっかけにごみ拾いやピリカとの距離がぐっと縮まり、イベントへの参加意識も高まったことが分かりました。イベント前からピリカに登録してごみ拾いを始めたり、ビーチで朝早くからスタートしたり、自発的に活動する良い体験になったのではないかと思います。

(※)毎年各事業部からメンバーが集まり、自分たちで活動内容を決めてCSR活動を実施するボランティアグループ

お揃いのTシャツを着て当日のクリーニング活動に勤しむ社員の皆様

3. 数ある社会貢献活動の中で、ごみ拾い×ピリカを選んだ理由

コロナ禍で対面のイベントがここ数年全くできなかったので、「今年こそ対面のイベントを!」という気運が高まっていました。

しかしその一方で「都心周辺に住んでいる社員だけで完結するのではなく、地方オフィスの社員も一緒に活動できるCSRイベントにしたい」という、一見相反する思いもあったんです。実際、過去に荒川にてクリーニング活動を実施した際は参加者の多くが東京在住の社員でした。「もしこの活動を大阪や札幌、福岡で実施するとしたら、現地で調整できる人はいるだろうか?」と考えた時、全国各地の社員が「同時に一緒に活動できる」活動の仕組みはないだろうかと思い悩んでいたときに、両方を叶えられる方策としてSNSピリカが挙がりました。

SNSピリカであれば、オンラインで活動を把握することができるため、各自が好きなタイミングでごみを拾うことができます。場所の制限を受けず、活動の幅が広がります。実際に利用してみると、ごみの量や数の表示によって、普通にごみを拾うよりも、なんか頑張っちゃう、皆よりたくさんとってやろう!というモチベーションになるゲーム要素が面白かったです。


社会貢献だけじゃない

社員や役員からは「環境問題解決の一環として、今回の活動は非常に良かった」と反響がありました。ごみ拾いという社会貢献的な意義だけでなく、社員が部署を越えて取り組めたり、家族で参加して話ができたりと、チームワークの促進という面も参加者から好評だった理由だったと思います。

当日の参加者からは、「社会問題について話す良い機会となった」「イベント後も自宅周辺のごみ拾いが習慣化した」という声を頂きました。

当日の写真も米国本社からグローバルに発信されていて、社内外に大きく波及した活動ができたことを嬉しく思います。


4. アメックスが大切にしていること 

弊社では、コーポレート・サステナビリティのビジョンとして、「人々やビジネスの成長や発展を後押しし、平等、レジリエント、持続可能なコミュニティの形成をめざす」を掲げ、DE&Iの促進、気候変動対策の推進、健全な財政基盤の構築の3つの重点分野に力を入れて取り組んでいます。コミュニティの皆さまとともに、事業を通して、従業員のボランティア活動として、上記の重点課題に対する取り組みを推進しています。また、会社としての目標設定をクリアにすることやトップのコミットメント、社員へのコミュニケーションを大切にし、制度を整えるだけではなく、社員トレーニングや今回のイベントを実施したTEAMEXのような、社員リソースグループの活動を通じて文化を醸成しています。


また、「社会のニーズにアメックスがどう貢献していけるか」という点は常に見極めるようにしています。さらに、活動の目的や思いを「社員に納得してもらう」ことは重要ですね。今回のビーチククリーニングについても、イベント前の小嶌さんの講演によって、「活動の背景や意義を理解し、納得した上で行動する」という流れをうまく作ることができました。人はただ単に「行動しましょう」と言われても心に響きません。「なぜそれが大事で、どうなるのか」を納得できて初めて、効果的な行動に移せるのだと思います。

5. アメックスが見据える、今後の環境問題への取り組み

先ほどお伝えしたように、3つの重点分野に注力し、引き続きコーポレート・サステナビリティに力を入れてまいりますが、特に環境分野における事業を通じた貢献では、弊社のプラスチック・カードをリサイクル・プラスチックに移行していく動きなどがあります。また、社員の取り組みとしても、2023年にも清掃活動を3回実施するなど、継続して実施しています。このように弊社では今後も環境問題に注力していきますし、クリーニング活動も継続していく予定です。


藤沢にて、参加された社員の皆様

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団体名:アメリカン・エキスプレス(アメックス) 業種:金融サービス業 導入サービス:ピリカ企業・団体版

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