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企業・団体 清掃活動促進(ピリカ) 陸ごみ分布調査(タカノメ)

“Rethink”で世界をポジティブに捉える取り組み。ごみ拾いからサステナビリティな取り組みをおこなう「Rethink PROJECT」とは?

Rethink PROJECT(リシンクプロジェクト)とは、日本たばこ産業(以下、JT)が2020年6月に立ち上げて推進している地域社会への貢献活動の取り組みの総称です。Rethink PROJECTには様々な活動があり、例えば「Rethink」の実践者たるクリエイターを育成する「Rethink Creator PROJECT」や、全国各地でその地域の課題についてディスカッション等をおこなう「Rethinkフォーラム」などがあります。

 今回は、数ある取り組みの中でも特に環境問題等にフォーカスした「ひろえば街が好きになる運動(以下、ひろ街)」を中心に、ピリカ企業・団体版やごみ分布調査サービス「タカノメ(徒歩版)」の利用を始めた背景、そしてRethink PROJECTにかける想いを藤木大三郎様に伺いました!


今回インタビューにご協力いただいた藤木様

1. サステナビリティ促進のため据えたキーワード「Rethink=視点を変えて、物事を考える」に込めた想いとは

改めて「Rethink PROJECT」についてお聞かせいただけますか

一言でいうと、弊社JTが様々なパートナーの皆様と共に、全国各地で展開している地域社会への貢献活動です。社会課題の解決を目指して、ピリカさんはじめ様々な企業や自治体等のパートナーの方々と協働しています。2020年6月に立ち上げて、今年で丸2年が経ったところですね。

Rethinkという言葉には、「視点を変えてみる、再考する」という意味があります。コロナ禍で息苦しさを感じる中で、つらいと感じることをRethinkして視点を変えてみると、実はポジティブに捉えられることがあるかもしれない。コップ半分の水を、「もう半分しかない」と見るか「まだ半分もある」とポジティブに捉えるか…こうした視点の転換を「Rethink」というキーワードの下にやっていけたら、世の中がもっと多様性を尊重する社会になるんじゃないかと思ってます。これらを体現する施策に取り組むのがRethink PROJECTです。

私自身はそのプロジェクトの中で、地元の方と協働して地域を盛り上げる新しい企画の立案等を行っています。


「Rethink PROJECT」は、JTさんのサステナビリティ戦略とも関わっているのでしょうか

JTのサステナビリティ戦略の中に「Rethink PROJECT」も内包されています。その中でも「人財への投資」にあたり、「人財投資=社会への貢献」につながると考えています。つまり、社会貢献をしながら各ゴールに対応する課題に取り組む…というのが我々のミッションです。SDGsでいうと、環境保全・災害分野・格差是正・パートナーシップへの貢献を対象としています。「ひろえば街が好きになる運動」(通称:ひろ街)は環境保全に該当しますね。


サステナビリティに関する取り組みの中でも、特にごみ拾い活動・清掃活動を始められた経緯は何でしたか。

実はJTは2004年から約20年ひろ街の活動をやってきています。当初は、街中のポイ捨てごみ防止のためのマナー向上に寄与するのではと活動を始めました。ひろ街に参加した方々のマナーが向上することで、街の環境美化にもつながり社会課題の解決につながることを企図して会社として取り組んできたんです。


サステナビリティが世の中に広まるずっと前から取り組んでらっしゃるのですね!こうした取り組みは、直接収益面に繋がるものではないと思いますが、こういった事業に企業が取り組む意義をどう捉えていますか。

そうですね、もちろん直接収益にはつながらないですが、当社グループが持続的に成長していくためには、経営理念「4Sモデル」(※)に基づく事業活動を通じて、社会の持続的発展に貢献していくことが不可欠であると考えています。ひろ街含む、様々な活動を知っていただいたり、一緒に活動をしたりすることで、ステークホルダーの満足度を高めていくことが大事だと思っています。


※4Sモデル:「お客様を中心として、株主、従業員、社会の4者に対する責任を高い次元でバランスよく果たし、4者の満足度を高めていく」というJTの経営理念。

「ひろ街」に参加する街の人々

2. 企業版ピリカの導入で清掃活動の記録を省力化、さらに小規模な活動も可視化できるように

長年ごみ拾いをされている中で、ピリカを知ったきっかけとは何でしたか。

JTのサステナビリティ担当部門が、「ピリカさんの事業って、「ひろ街」で活用できませんかね?」と紹介してくれたことがきっかけでした。我々のチームが「ひろ街」を管轄していたこともあり、清掃活動や環境美化への取り組みなどで共通点が多く、色々なタッグを組ませてもらったことからお付き合いが始まりました。


JTさんがパートナーとされている企業さんは複数あると思いますが、ピリカをパートナーの1つとして選んでくださった理由は何でしょうか。

1つには、「世界のごみ問題の解決」という事業規模の大きさに魅力を感じたというところ。もう1つは、JTがずっと取り組んできた「ひろ街」を今後どう展開していくかという点で、ピリカさんが注力してきたIT技術や事業とのコラボができるのではというところがあります。


ピリカを使ってくださるようになってから、今までのごみ拾い活動から変化した点などはありますか。

①小規模な清掃活動も記録できるようになったこと、②記録の手間が省力化できたこと、の2点が挙げられます。

現在、JTは全国47都道府県に支社がありまして、各支社が各自の清掃活動を行っています。地域の催事会場の一画に「ひろ街」のブースを設けてごみ拾い活動を推奨・啓発する活動もあれば、商店街等地域の方々と清掃活動をする比較的小規模なものまで多岐にわたります。ピリカを導入する前までは、清掃活動をした後日に「ごみ袋何個分が拾われ、何人が参加したのか」をわざわざExcelに入力して報告してもらっていたんです。けれど、ピリカが導入されてからは、特に小規模な清掃活動においては、活動当日に大きな手間なく報告ができ、しかもリアルタイムでWebページ上で可視化できるようになりました。

あと、各支社の担当者が投稿した際、「ありがとう」がもらえることも、ごみ拾いのモチベーションに繋がっているし、励みにもなっているかなと思います。



Rethink PROJECTのピリカ団体版ページの様子

ピリカを使われる前から集計をされてきたんですね。JTさんにとって、ごみ拾いを記録する目的や、そのメリットはどう言えるでしょうか。

地域の方々と「ひろ街」を一緒に行うきっかけとして、2004年から今まで拾ってきたごみの量や参加人数などの実績を示すことで、活動の意義や規模感を理解してもらいやすくなっています。数字データは、相手に伝わりやすくなりますよね。


日々のごみ拾いって、それ自体はすごく地道な作業ですよね。JTさんの全国の支社の皆さんがごみ拾いを続けることができているのは、なぜだとお考えですか。

皆、本当に精力的にごみを拾っているなと思います。社員が企画するような小規模のごみ拾いには、多くのメンバーが参加しており大きな力になっています。強制ではなく、自然とそういう流れになっているんです。こうした清掃活動は企業の責任として行うという側面があると思いますが、活動が可視化されて「ありがとう」が届いたり、拾う事で社会課題の解決につながっていけば、社員としての誇りになるのではと思っています。

個人的には、多くの方々にごみ拾いを実践してもらう上で大切なのは、「ごみが落ちていることの影響をもっと皆に認識してもらう」ことだと思います。自分の周りに落ちているごみが、河や海に流れ込んで、マイクロプラになったり魚を汚染したり…ということを知らない人が沢山いる…。ごみ問題が自分事になっていないんですね。これを認識することで、ポイ捨て自体の防止や身近なごみを拾うことに繋がると思います。人間は危機を感じないと動けない生き物なので、誰かがアラートしてあげることは大事だと思いますね。


「ひろ街」では地元の方とのコミュニケーションもありますか。

沢山ありますよ。大規模な「ひろ街」には地元住民の方も参加できて、コロナ禍以前だと1日に1000人以上の市民の方が参加してくださることもありました。家族連れの参加もありますし、清掃活動を終えて帰ってくる時、多くの方が楽しそうに「結構落ちてました!」「木の植え込みの中にいっぱいあった」「缶が多かった」「街が意外と綺麗でした」みたいに感想がもらえることも多いんです。みんなが拾って街が綺麗になり、マナーの向上に繋がっていく、という点は「ひろ街」の良い特徴であり、良い作用をもたらしていると思っています。


いいですね!自分がポイ捨てしたものがいずれどこかでこうなっている…と思うと、捨てなくなって、街のごみにも目が行くようになり、具体的な行動につながりますよね。



3. 街美化に向けた施策の一環として、ごみ分布調査サービス「タカノメ」の利用を開始

「ピリカ」に加えて、ごみ分布調査サービス「タカノメ」を導入くださった理由は何でしたか。

最初は「本当にごみを撮れるのか?」と半信半疑でしたが、これが本当に可能で、ごみの量を可視化できるなら、すごく使える!と思ったからです。これまで累計で30回ほど調査をしていると思います。

所沢駅で行われた調査で作成したヒートマップ

その中で、印象に残った調査や場所はありますか。

所沢駅(埼玉県所沢市西武鉄道線)での調査ですね。駅前の喫煙所の撤去前/後の変化を定量的に把握しようということでピリカさんと東農大と共に調査を行いました。調査の結果、喫煙所がなくなった後の方がポイ捨てごみが増えていることが分かりました。特に駅近くの、子どもたちも遊ぶ公園でのポイ捨てごみが劇的に増えていて…。JTにとっては、街美化という文脈の中で非常に印象的なデータでした。

4. 最後に、ピリカやタカノメを今後使っていこうとする個人ユーザー様、企業様にメッセージをお願いします

ピリカの代表の小嶌さんが、以前インタビューで「ごみ拾いは孤独な作業である。だからこそ継続できない。ごみはその場で消えてしまうので、作業は時と共に風化していく。それを記録することは、継続のためのモチベーションにもつながるし、課題解決にもつながる。」と語っていたことはとても印象的でした。

ピリカというサービスの可能性は非常に大きいです。個人でも企業でも、ごみ拾いを「孤独な作業」ではなく、「皆で作り上げていくもの」にしていって、社会課題の解決に繋げていけるといいな!と思います。



Rethink PROJECT公式サイトはこちら

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企業・団体名:Rethink PROJECT 業種:食料品 ご導入サービス:ピリカ企業・団体版、タカノメ徒歩版

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