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プレスリリース

​ボーイスカウト日本連盟と連携し漂着ごみを10月16日に回収、アップサイクルプロジェクトを開始。

科学技術の力であらゆる環境問題を克服することを目指す株式会社ピリカ(東京都渋谷区、代表取締役:小嶌不二夫 以下ピリカ)は、公益財団法人ボーイスカウト日本連盟(東京都杉並区、理事長 水野正人)と買い物かごへのアップサイクルプロジェクトを開始、10月16日に山口県周防大島にて牡蠣パイプ(※)を回収しました。

回収した牡蠣パイプを分別する様子

※   牡蠣パイプ:牡蠣の養殖過程において使用されるプラスチック(ポリエチレン製)のパイプのこと。その流出が、プラスチックごみにつながることが課題となっている。

  • 漂着ごみを回収し、スカウトの活動で活用するアップサイクル製品を生み出す

循環型社会を目指す環境アクション「プラごみバスターズ大作戦」は、一般財団法人セブン-イレブン記念財団の協賛のもと、ボーイスカウト日本連盟が推進している「ごみの回収の循環から外れてしまったプラごみの調査・撲滅活動をして地球を美しく!」をミッションとした清掃活動です。株式会社リバネスとプラスチックごみについての学習コンテンツを開発し、当社のごみ拾いSNS「ピリカ」の活用とピリカ 企業・団体版 見える化ページ「プラごみバスターズ大作戦」によって、回収したごみの「見える化」に2022年7月より取り組んできました。

2022年度「スカウトの日~プラごみバスターズ大作戦」
特設サイト:https://plagomi.scout.or.jp/

「プラごみバスターズ大作戦」では、全国規模で放棄されるプラスチックの調査・回収のほか、プラスチックの資源循環を体験することを目的の一つとしており、この度、自分たちが回収したプラスチックごみから資源循環の一つの形であるアップサイクルにも取り組みます。

毎年9月の敬老の日(第三月曜日)を「スカウトの日」として、全国のスカウトや指導者が地域社会への奉仕活動をはじめとするさまざまなスカウト活動を全国の各地域において一斉に展開し、加盟員一人ひとりが地域社会に貢献することを目的に実施しています。

会場の1つである山口・周防大島は、漂着ごみの回収が課題であり、特に養殖産業で利用される牡蠣パイプが島内の海岸に多く流れ着きます。
今回は、県の地域課題の一つである牡蠣パイプの再資源化により、スカウトの活動や荷物の運搬で用いる「プラスチックかご」へのアップサイクルに挑戦します。回収した牡蠣パイプは、スカウトが色ごとに分別し、回収したのち、ピリカが再資源化プロセスの支援・協力を行い、製品化を目指します。この度の完成品及びその様子は、12月開催の環境展示会「エコプロ2022」で報告する予定です。

<山口 周防大島での清掃活動>
活動日時:10月16日(日)9:30~12:30
活動場所:周防大島町・真宮島

  • 「回収→再資源化→製品化」のサプライチェーンを構築し、持続可能なビジネス実現を目指す

昨年2021年、ピリカは日本財団、一般社団法人日本先端科学技術教育人材研究開発機構 (JASTO)、株式会社リバネスが共同実施する「プロジェクト・イッカク」の一環で、資源回収から再資源化ペレットの生成、試作品の製造までの一連のプロセスを外部パートナーと共に担当・実現しました。試作品では、瀬戸内海に漂流・漂着・堆積している現存量約1,600万本と推定された牡蠣パイプと、ピリカで実施した2020年度マイクロプラスチック調査で全体個数の20%を占めており、年間25tが海洋流出していると推定されている人工芝(※)を活用しています。

今後は、プラスチックメーカー等へ素材の活用や、共同商品企画を展開していく予定です。海洋ごみの回収促進はもとより、プラスチック素材の1つとして海洋ごみのアップサイクル素材の活用の拡大を目指して参ります。

「プラごみバスターズ大作戦」とは?

「ごみの回収の循環から外れてしまったプラごみの調査・撲滅活動をして地球を美しく!」をミッションとした清掃活動です。世界中で放棄されたプラスチックごみが資源循環のサイクルからとり残され、環境汚染の原因となっています。ボーイスカウト日本連盟は、この課題を誰もが自分ごととしてとらえ、プラスチックごみについて学び、課題解決のための行動を起こし、その行動を発信していく取り組みとして「プラごみバスターズ大作戦」を始動しました。この活動を通して、ボーイスカウトが地域のプラスチックごみに目を向け、地域の美化に貢献する機会を創出しています。

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