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プレスリリース

ピリカが社会課題解決に向けた「三井物産共創基金」の支援事業に採択されました

科学技術の力であらゆる環境問題を克服することを目指す株式会社ピリカ(東京都渋谷区、代表取締役:小嶌不二夫 以下ピリカ)は、三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀 健一、以下三井物産)による「三井物産共創基金」の支援事業として採択されたことをお知らせいたします。

今回​ピリカは、​タカノメ自動車版を活用した、グローバルごみ調査・対策網の構築による、ごみの自然界流出問題の解決​について提案を行い、採択されました。今回の採択では2024年​4月から2026年​3月の​2カ年で​9,806万円の助成金が交付されます。

ピリカは交付された​9,806万円を​、国内の路上ごみ調査、及びその調査データを活用した対策網の構築とともに、海外における世界共通のごみ調査・対策網の初期構築に活用いたします。

 

ごみの自然界流出問題(プラスチック汚染)は、2024年の合意を目指す国際条約制定に向けた政府間調整も進行しており、気候変動と同様に、あらゆる国家・企業が無視できない問題となりうるグローバルイシューです。しかしながら気候変動問題との大きな相違点として、ごみの自然界流出の問題においては、明確な計測手法が確立されていないという課題があります。

 

ピリカは、本基金の活用を通じて、国内外の流通に関するアセットやネットワークをもつ三井物産との共創活動を進め、ごみの自然界流出状況の実態をまずは国内全域で定量把握を行うともに、清掃団体等やNPO、行政・自治体等への報告・提言を行い、データを活用した清掃活動等の対策を推進します。また日本発となる本スキームのグローバル展開の初期構築を展開することで、ごみの自然界流出問題解決に向けたサイクルを地球規模で加速させることを目指します。

 

三井物産共創基金の概要

三井物産共創基金は2005年に設立した「三井物産環境基金」に替わる社会貢献プログラムとして、2023年3月に設立されました。様々な社会課題の解決に挑戦するイシューファインダー(社会課題を発見し解決に取り組むNPO、研究者、社会起業家等)と世界中でのさまざまな事業経験をもつ三井物産が双方の知見をかけ合わせ、社会的課題の解決の道筋を創り出す活動を助成することを目的としています。

 

<今回の採択の詳細>

案件名 :グローバルごみ調査・対策網の構築による、ごみの自然界流出問題の解決
助成期間:2024年4月から2026年3月の2カ年
助成金額:9,806万円
使用用途:日本国内におけるごみ調査網の確立、北米、欧州、東南アジアにおける世界共通のごみ調査網の初期構築

https://www.mitsui.com/jp/ja/sustainability/contribution/co-creation_fund/index.html

 

代表コメント

実はピリカは三井物産のとある社員さんのアドバイスによって生まれました。創業の前年、私は大学院を休学し、世界各地の環境問題を自分の目で見るための旅をしていました。12カ国目に訪れたインドで私を泊めてくださったのが、現地で出会った三井物産社員(当時)とその奥様でした。滞在最終日、朝食をご馳走になりながら、将来環境ビジネスをやりたいと語る私に「廃品回収がいいんじゃないの?」とアドバイスをくださり、そこからピリカのアイデアが生まれ、技術を開発し、仲間を集め… と夢中で事業に取り組むうちに10年以上が経ち、今のピリカがあります。今回の事業では、三井物産のアセットやネットワークとピリカのごみ調査・回収技術を組み合わせ、世界最大規模のごみ調査・対策網の構築を目指します。創業前から今に至るまで続く三井物産からの力強いご支援を受け、地球規模の課題であるごみの自然界流出問題の解決に向けて全力を尽くす所存です。

三井物産株式会社 概要

代表者 :代表取締役社長 堀 健一(ほり けんいち)
所在地 :東京都千代田区大手町一丁目2番1号
事業概要:金属資源、エネルギー、プロジェクト、モビリティ、化学品、鉄鋼製品、食料、流通事業、ウェルネス事業、ICT事業、コーポレートディベロップメントの各分野において、全世界に広がる営業拠点とネットワーク、情報力などを活かし、多種多様な商品販売とそれを支えるロジスティクス、ファイナンス、さらには国際的なプロジェクト案件の構築など、各種事業を多角的に展開。

https://www.mitsui.com/jp/ja/

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