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お知らせ

人工芝のごみから新たなスポーツ用品を生成する事業「SHIBA-Up」にて、企画運営を支援

一般社団法人F・マリノススポーツクラブ(代表理事:中山昭宏)とホームタウンである横須賀市(市長:上地克明)は、「地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)」の仕組みを活用した横須賀市の「自然環境の保全・活用及び循環型社会推進事業」として、サッカーグラウンドなどで使用されている人工芝のごみを新たなスポーツ用品へとアップサイクルする事業「SHIBA-Up」を今年度も実施し、3月8日には横須賀市立神明小学校にて、特別授業とマーカーコーンの贈呈を行いました。

本事業は 山一商事株式会社、株式会社TBM、三重中央開発株式会社、株式会社モルテンの協力のもと、「 回収・運搬 > 再資源化 > 製品化 > 使用・啓発 」の4サイクルで実施し、ピリカは本事業推進における人工芝のごみの収集からマーカーコーンの生成までの企画・運営にて携わらせていただきました。


流出が懸念される人工芝を資源へ。地域へ受け継がれる「SHIBA-Up」の想い

「SHIBA-Up」は2022年10月に始動した、サッカーグラウンドなどで使われている人工芝のごみ(人工芝片)を新たなスポーツ用品へとアップサイクルする事業です。昨今深刻化している自然界流出ごみ。特にマイクロプラスチックにおいては、人工芝など陸由来のごみが多くを占めていると言われています。(※)その対策として、一般社団法人F・マリノススポーツクラブとそのホームタウンである横須賀市がタッグを組み、「地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)」の仕組みを活用した人工芝片のアップサイクル事業をはじめました。

SHIBA-Up | 人工芝片のアップサイクル


昨年度は、そのままでは海に流出し海洋プラスチックごみとなってしまう人工芝ごみを横須賀市内のグラウンド等で収集しリサイクルを行いましたが、今年度は廃棄予定であったフットサルコートの使用済人工芝も活用し、スポーツの現場で活用できるマーカーコーンを2,000個生成しました。

なお、使用済人工芝の再資源化工程においては、マテリアルリサイクルによるマーカーコーンへの原料化に加え、サーマルリサイクルによって固形燃料を作るなど、通常はほぼ廃棄・埋め立てとなってしまう使用済人工芝を最大限リサイクルしております。生成したマーカーコーンは横須賀市内教育機関に寄贈され、施設を利用する人々への意識啓発にもつなげていきます。


また、「自然環境の保全・活用及び循環型社会啓発事業」として、海洋プラスチックごみに関する特別授業を横須賀市内小学校3校で実施しており、3月8日には横須賀市立神明小学校にて、特別授業とマーカーコーンの贈呈を行いました。


人工芝のごみから新たなスポーツ用品を生成する事業「SHIBA-Up」の特別授業を実施しました

https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/2130/nagekomi/20240308s.html


人工芝サッカーグラウンドで多くの活動を行っているF・マリノススポーツクラブと、「海洋都市横須賀」を標榜し「海洋プラスチックごみ対策アクション宣言」を表明している横須賀市が共に取り組むことで、スポーツの現場から新しい形での循環型社会の実現を目指します。



引き続き、ピリカは科学技術の力であらゆる環境問題解決を目指すべく、様々な連携・パートナーシップを通じて事業を展開して参ります。


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