富山県、日本たばこ産業北陸支社、ピリカと協働で、ごみ拾い活動見える化ウェブサービス「みんなできれいにせんまいけとやま」を展開
日本たばこ産業株式会社北陸支社(所在地:石川県金沢市、支社長:花房巌、以下JT)と株式会社ピリカ(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:小嶌不二夫、以下ピリカ)は、富山県後援のもと、協働で、富山県ごみ拾い活動見える化ウェブサービス「みんなできれいにせんまいけとやま」を運営開始します。また7月から開催される富山県の清掃美化キャンペーン『みんなできれいにせんまいけ大作戦』(~12月)と連携し、地域住民と共にごみ拾いアクションを展開してまいります。
- 全国で高まるSDGs、ごみ拾い活動への関心の高まり
近年SDGsへの関心の高まりを受け、環境問題に配慮した行動や消費も浸透しつつあります。さらに、コロナ禍でのオンラインコミュニケーションのニーズも加速化する中で、ごみ拾いSNS「ピリカ」で継続的にごみ拾いに参加する人数もコロナ禍前と比べて2.5倍に増えています(※)。
富山県では、海岸漂着物の8割が県内で発生し、川から海に流れ出たものであったことを背景に、「ピリカ」により投稿されたごみ拾い活動のうち、富山県内で実施された活動を見える化したウェブページ「みんなできれいにせんまいけ!とやま ~守ろう、世界で最も美しい富山湾!~」を2018年に開設。市町村と連携し、県内全域の清掃美化活動を推進する運動『みんなできれいにせんまいけ大作戦』などの活動を通じて、累計22万人強、77の企業・団体が参加し、約130万リットルのごみ拾い活動が実施されています。(2021年6月時点)
「みんなできれいにせんまいけ!とやま ~守ろう、世界で最も美しい富山湾!~」
https://toyama.pref.pirika.org/
※ 自社調べ。過去半年(2020年11月〜2021年4月)の月当たりでの、ユニーク投稿ユーザ数を算出。
- 行政と企業の連携、清掃活動をきっかけに地域のつながりを目指す
富山県では、市町村や民間団体、地域住民、事業者などが一体となった海岸漂着物対策を進めており、こうした活動への 企業の参画・連携が求められています。2021年6月よりJTとピリカは、富山県の後援のもと、本ウェブページの運営を協働していくとともに、各地のごみ拾いイベントなどを共に展開してまいります。
JTでは、パートナーシップを基盤に地域社会への貢献活動をおこなうRethink PROJECT(リシンク・プロジェクト)の一環として、「ひろえば街が好きになる運動」を行っています。この活動は「『ひろう』という体験を通じて、『すてない』気持ちを育てたい。」という願いを込めて全国各地の催事で、皆さんと行っている清掃活動です。また、ピリカはRethink PROJECTパートナーとして、ごみ拾い活動をともに展開してきました。
地域の清掃活動の活性化を通じて、ごみ拾いなどの環境問題への解決策を協働で取り組むとともに、地域課題解決促進を目指して参ります。
- 富山県生活環境文化部 参事・環境政策課長 中島浩薫様 コメント
海洋プラスチックごみについて世界的に関心が高まるなか、富山県の海岸漂着物対策についても一層の推進が求められています。県では平成30年にウェブページ「みんなできれいにせんまいけ!とやま~守ろう、世界で最も美しい富山湾!~」を開設し、「ピリカ」を利用した楽しみながらのごみ拾い活動を推進してきました。その結果、数多くの県民や団体、企業の自主的な清掃活動が見える化され、取組みの輪がつながり、広がっています。
令和3年度からは海洋プラスチックごみ対策に関して先進的な活動を展開している日本たばこ産業株式会社北陸支社と株式会社ピリカの協働により当ウェブページの運営が継続されることとなり、心より感謝申しあげるとともに、さらなる成果につながることを期待しております。
富山県としては今後とも、官民一体となって、ごみのない美しいまちづくりと海洋プラスチックごみ対策、海岸漂着物対策の推進に努めてまいります。
- 日本たばこ産業株式会社 北陸支社 富山支店長 生野修之 コメント
この度、富山県さま、ピリカ社さまと共同で、『みんなできれいにせんまいけとやま』に運営参加させていただくことになりました。JT富山支店は、より地域に密着して活動するために、地域社会が直面している課題に対して、問題意識や解決の意志を持つ方々とパートナーシップを組み、共に考え、共に行動していきます。そして、“Rethinkする”ことで、世の中に存在する様々なモノ・コト・ヒトの価値を認め、お互いを尊重し、理解し合う社会の実現を目指します。そのためにも、まずは富山県民のみなさまに、認めて頂き、喜んで頂く活動に力を注いでいます。全国で「ひろえば街が好きになる運動」を展開している弊社としては、このような環境美化活動は得意分野とも言えます。本取り組みを通じて、地域の課題解決をお手伝いさせていただき、富山県の魅力をより高めていきたいと思っています。
- 株式会社ピリカ 代表 小嶌不二夫 コメント
2018年にごみ拾いSNSピリカを活用した「みんなできれいにせんまいけ!とやま ~守ろう、世界で最も美しい富山湾!~」がオープンして以来、富山県では20万人以上が清掃活動に参加し、100万リットルを上回るごみが回収されました。これだけでも十分に素晴らしい成果ですが、今年度からは日本たばこ産業様にご参画いただくことで、官民一体となった地域課題解決型事業へと進化します。こうした全く新しい事業に関われるのは起業家として大変嬉しいことですし、それが生まれ故郷の富山からということで喜びもひとしおです。プロジェクトに関わるメンバーはもちろんのこと、富山の様々な場所からごみを拾ってくださる皆さんと共に、富山のより一層の美化に邁進していきたいと思います。
【「Rethink PROJECT」概要】
「Rethink PROJECT(リシンク・プロジェクト)」は、JTがパートナーシップを基盤に取り組む地域社会への貢献活動の総称です。「Rethink=視点を変えて、物事を考える」をキーワードにこれまでにない視点や考え方を活かして、パートナーのみなさまと「新しい明日」をともに創りあげていくために、社会課題と向き合うプロジェクトです。