テクノロジーと市民科学が変える海洋プラスチックごみ対策〜スマホアプリとAIを活用した参加型ごみ拾いの可能性〜
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日本は、海洋プラスチックごみ問題の解決に向けて世界をリードする立場にあります。2050年までに新たな海洋プラスチック汚染をゼロにする目標を掲げ、国際的な取り組みも主導しています。しかし、海洋プラスチックごみ問題は非常に複雑で、その状況は常に変化しています。ごみ拾い活動は各地で行われていますが、その実態は十分に把握されていません。
そこで、スマートフォンやAIなどの最新技術を活用し、ごみの分布やごみ拾い活動の実態をより詳しく把握することで、より効果的な対策につなげようとする動きが出てきています。市民の参加と理解を得ながら、これらの技術を環境問題の解決に活かすことが求められています。
鹿児島大学、九州大学、海洋研究開発機構などの研究グループは、市民が投稿したごみの写真を解析し、海洋プラスチックごみの種類や分布を可視化するシステムを開発しました。このシステムは、世界中で利用されているごみ拾いSNS「ピリカ」のデータを活用しています。この研究成果は、エルゼビア社の国際学術論文誌「Waste Management」に査読付き論文として掲載されています。*
本ウェビナーでは、ゲストにアジア経済研究所 小島道一 上席主任研究員をお迎えした基調講演に加え、登壇者より世界の海洋プラスチックごみ対策における政策動向および太平洋アジア地域を中心としたテクノロジーの活用状況を概観し、上記のシステム開発に携わる研究者の最新研究状況を共有します。
また、SNSユーザーによるごみ拾い活動の現場からの気づきを紹介し、海洋プラスチックごみの発生源や環境中における分布実態の把握、市民の理解と参加を促進するための科学的根拠に基づいた対策について議論いたします。
*論文掲載についてhttps://corp.pirika.org/information/detail/item-4af24ca796c248b7a4b0c5e2a7f46256.html
セミナー概要
タイトル:テクノロジーと市民科学が変える海洋プラスチックごみ対策〜スマホアプリとAIを活用した参加型ごみ拾いの可能性〜
対 象: 一般市民、研究者、政策担当者等
主 催:一般社団法人ピリカ
共 催:九州大学 応用力学研究所、鹿児島大学大学院 理工学研究科、海洋研究開発機構(JAMSTEC)
後 援:日本貿易振興機構(JETRO)アジア経済研究所、国際協力機構(JICA)、科学技術振興機構(JST)、環境省
プログラム予定
基調講演
「世界の海洋プラスチックごみ対策・技術の潮流とごみ拾いの役割」アジア経済研究所 小島道一 上席主任研究員
研究事例紹介・ごみ拾い活動実態報告
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「SNSアプリによる市民科学と画像解析AIを組み合わせた街中ごみ量の可視化」 鹿児島大学 加古真一郎教授
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「リモートセンシングとAIによる海岸漂着プラスチックごみ定量化の可能性 」JAMSTEC 松岡大祐グループリーダー
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「マイクロプラスチック研究の最前線と分布状況の見える化」九州大学 磯辺篤彦教授
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「SNSアプリによるごみ拾い活動とSDGs達成への貢献 」ごみ拾いSNSユーザー代表 中西正治(住友商事サステナビリティ推進部所属)
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- ウェビナーに参加される際は、可能な限りお部屋の空調機の適正管理、照明等の過剰使用の抑制いただき、CO2などの温室効果ガスの排出削減・省エネルギーにご協力ください。
- 廃棄物の発生抑制のため、印刷資料・送付は行いません。
- 可能であれば、ごみ拾いSNSピリカによる地域清掃・ごみ拾い活動にご協力ください。
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